「刺繍が好きだけど、なかなか最後まで続かない」、
「刺繍をやりたいけれど、トレース(書き写し)などの準備が苦手…」などなど、
刺繍をしたいのに、
色々な理由で最後まで辿りつけずにモヤモヤしてしまう方を、
私は「刺繍迷子さん」と呼んでおります。
実は私の生徒さんの中にも、
横糸刺繍に辿り着く前まで刺繍迷子だった生徒さん(Sさん)がいらっしゃって、
つい先日、そのSさんが次のような写真を見せて下さいました。
とても可愛らしい鳥さんとお花の刺繍ですね~!😍
これは横糸刺繍ではなくて、
ペンで図案を布に書き写し、その線の上をなぞるように、
数種類のステッチを施して完成させるタイプの刺繍です。
クロスステッチと並んで、とても人気のある刺繍です。
実はこの写真の図案は、本当はお花を挟んで向かい合う鳥さんを、
右サイドにもう一羽刺繍する構図だったようですが、
Sさんは左の一羽の刺繍を終えたところで、
気持ちが燃え尽きてまったのだそうです…。
3~4cm程度の小さな刺繍だと思うのですが、
何度も針を出し入れし、ステッチを繰り返して、
糸の厚みを調整しながら刺繍する作業に、
気力と体力が消耗してしまったご様子でした…😅
この種類の刺繍は、
世界中にたくさんの愛好家の方がいらっしゃる刺繍ですが、
中にはこのSさんのように、
どうしても手間がかかりすぎるように感じて、完成を見る前に途中で燃え尽きてしまう…、
というケースも少なからずあるようです。
この図案のように、
木や花を動物で挟むという構図はよくあるパターンで、
だいぶ昔ですが、私もヨーロッパのクロスステッチの図案で、
木を挟む鳥の模様を横糸刺繍したことがあります。下の写真です。
構成としてはSさんのものと、ほぼ同じと言って良いと思います。
写真の横糸刺繍は、少し細かい布目に刺繍してあるので、
これをもう一段階大きい布目で、
同じように「鳥+木+鳥」の構図で刺繍するとしたら、
そうですね~、慣れた方であれば、
2~3時間で作成出来てしまうのではないかと思います。
横糸刺繍は、仕上りが早いのです。
飽きずに刺繍の完成を見ることが出来ますので、
仕上りが早く、達成感を得やすいのです。
それが最大の利点と言って良いかもしれません♡*。゚
今回のSさんの、多種類のステッチを使ってする刺繍は、
フリーハンドで描いた絵を、普通の布(刺繍専用の布でなく)に刺繍できる事が、
素晴らしい利点の一つだと思います。
横糸刺繍は刺繍専用の平織りの布と、
誰かが起こした図案が必要になりますが、
(あるいはクロスステッチの図案でもOK)
その図案があれば、
平織りの布にトレース(写し描き)する必要もなく、
誰でもほぼ等しく重厚感も持たせながら仕上げることが出来ます。
しかも、布目を数えて右・左と刺繍するだけなので、早いのです!!!
てすので冒頭で申し上げた「刺繍迷子」さんには、
ぴったりうってつけの刺繍だと思っています。
生徒さんのSさんも、今では横糸刺繍をずっと続けてくれています。
(有り難い!!!😆💕)
ですので刺繍が好きで、やってみたい/続けたいとずっと思っていたのに、
どうしても途中で断念してしまっていた方には是非、
横糸刺繍をお勧めしたいと思っているのです♡*。゚
現在リブリの横糸刺繍では、
Holyワードなど使用した作品や、お教室、
造花とHolyワード刺繍を組み合わせた作品などの構想を進めております。
まだまだ流動的な面も多かったりしますが、
刺繍迷子さんも含め、
なるべく多くの刺繍好きの方にご愛好頂けますよう、
神様の御心に沿った状態で、
一つづつ形にしていけますよう、努めて参りたいと思っております。
何か気になりました点、ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせ下さいね!
それでは、皆さまに天からのたくさんの祝福がありますよう、
お祈りいたしております。
ありがとうございました🦢*。゚
✦「迷」に関する聖句 ✦
あなたがたはどう思うか。
ある人に百匹の羊があり、その中の一匹が迷い出たとすれば、
九十九匹を山に残しておいて、その迷い出ている羊を捜しに出かけないであろうか。
もしそれを見つけたなら、よく聞きなさい、
迷わないでいる九十九匹のためよりも、むしろその一匹のために喜ぶであろう。
そのように、これらの小さい者のひとりが滅びることは、
天にいますあなたがたの父のみこころではない。
<新約聖書 マタイによる福音書 第18章12-14節>
最後までお読み下さり、
ありがとうございました。
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